こんにちは、こんぺいとうです。
今日は少し自己紹介も兼ねて自分の昔のことを書きたいと思います。
日本の東京でない田舎で育ち、なんとか勉強して東京の大学へ。
大学ではサークル活動ばっかりで勉強あそこそ。でも就職活動はそこそこうまくいったので新卒でいわゆる大手企業に入社。
世の中のことはよく分かっておらず、周りに比べてちょっとだけ、有名な会社に入れたから意気揚々。
エリート気取り。
そこそこ社内での評価も成績も良かった。
ある時、突然、新しい上司がやってくる。
猛烈なパワハラ。何を言っても、何を準備しても、罵声を浴びせられる。
一方で、終わらない仕事。毎日終電。下手したら朝まで徹夜で残業。
案の定、ミスが増える。更なるパワハラ。
もうこんな上司の元で働いても体と心を壊すだけ。
別の部署への異動を願い出るが、そんな社員のいく先は甘くない。
言い渡されたのは誰もが嫌がるような日陰部署。
営業部の中でも、見込みなしのお客様を押し付けられたような部署。
そこに配属される社員は次々と辞めていく。
辛かった。自分も辞めようかと思った。
この会社ではもう、ダメな社員としての烙印が押されてしまった。
そう思うと、社内ですれ違う知人にどこか同情の目で見られているような気がした。
「こんにちは(ああ、あの飛ばされたxxさん)」
勝手な被害妄想だけど。
悔しかった。
辞めようかと思った。
でもここで辞めたら、あのパワハラ上司の思うツボ。
後から聞いたのだが、パワハラ上司は私の異動を知って「あそこに行ったんなら、あいつ辞めちゃうかもしれないなぁ」と言ってたらしい。
誰のせいだよ。
辞めようかと思った。
でも辞めたら負け。
見返したかった。
少なくとも自分に対してもう一度自信を取り戻させたかった。「お前はまだ、大丈夫。ここで終わりじゃない」と。
がむしゃらに頑張った。新しい場所で。新しいお客様と。
がむしゃらにやっていたら、大型案件が受注できた。ラッキーパンチかもしれない。
でも手数があっての、ラッキーパンチなのかもしれない。
嬉しかった。周りも喜んでくれた。まだ頑張れると思えた。
気がつくと、また次の異動の時期。自分は、この部署に来てまだ数年しか経っていない。
普通はもっと居てから異動するのが慣例。
関係ないと思って、異動の発表の日はゆっくり外交先から帰ってきた。
きっとオフィスでは誰が、どこに異動するかでみんなで噂話が始まっている頃と、想像しながら。
オフィスに着くと、上司から突然、呼ばれる自分の名前。
会議室に連れて行かれる。こんなタイミングで会議室に呼ばれるなんて異動の話しかない。
「こんな短い時間で次の異動か。もっと酷いところに飛ばされるのか。地方の小さい支店かも。まあ、それでもいいかな。田舎でのんびりするのも。」
そんな気持ちで居たところ、告げられた先は、まさかの花形部署。聞き間違い?いや本当みたい。
なぜだろう?理由はわからないが、誰かが頑張りを見てくれていたんだ。
お天道様は見ている。ちゃんとしていれば、どこかで評価される。
人生、山あり谷あり。ああ、本当にそうなんだ。
谷があったけど、頑張れた。感謝することを覚えた。谷も捨てたモンじゃない。
〜後日談〜
パワハラ上司。
その後、女性社員に出張先でセクハラして訴えられたらしい。
このままだと、上司も追求されて危ないと思ったのか、さっさと自主退職。
ああ、やっぱり、お天道様は見ている。
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