みなさんこんにちは、こんぺいとうです。
少しでも生活が豊かになる情報について発信しています。
今日はエンタメです。
今日はディズニープラスのおすすめ動画を紹介したいと思います。
今日の動画は「私ときどきレッサーパンダ」です。
ピクサーの第25作品です。
主人公はカナダトロントのチャイナタウンに住む13歳の少女。メイ・リー。
教育ママであるミン・リーの期待に応えるべく勉強が学校でも真面目に過ごしています。
とは言ってもそこは13歳の女の子。
友達と一緒にアイドルに夢中になったり、カッコいい男の子にも興味を持ったりします。
そんなある日、メイは教育ママのミン・リーと喧嘩をしてしまいます。
そのまま寝てしまうと、朝起きると、ミンは大きな赤いレッサーパンダになってしまう。というお話です。
この後ミンは油断するとレッサーパンダになってしまうのを隠しながらも学校へ行ったり、するのですが、
普通の女の子に戻るまで大変な日を暮らすというストーリーです。
ピクサー作品なので完成度は高く、見て損はない作品です。
自分は映画を見るときに、その裏側や背景や、隠された意図を意識しながら見てしまうのですが、
今回気になったのは
①主人公とその友達の設定
②13歳にありがちな親と友達とのバランス
です。
①マイノリティーにスポットを与えた主人公とその友達
主人公のメイ・リーは中国系カナダ人です。
その友達も、歯を矯正してチューインガムを噛むみダボっとした服を着る、どっちかというと陰があるキャラ、
インド系カナダ人、韓国系カナダ人だったりと、いわゆる、金髪の白人であり、スポーツ万能であったり、
クラスの人気者といったキャラは出てきません。
ここに、最近のマイノリティーにスポットを当てる、ディズニーの戦略というか心遣いが見て取れます。
昔、アメリカに住んだことがあるのですが、日本にいると気が使いないのですが、人種や宗教の違いに対する細かな配慮が見て取れます。
学校では白人、黒人、アジア系がミックスになるように配慮されていたり、クリスマスもキリスト教以外の人に配慮すべく、
挨拶も「メリークリスマス」ではなく、「ハッピーホリデー」と言ったりします。(宗教に関係なく、年末は長期休みに入るから)
日本にいると周りが日本人で日本語を話すのが当たり前であり、海外の映画は「あちら側の話」のイメージがあるので、
白人だろうが黒人だろうがカッコいい人であれば気にしない、というの深層意識にありますが、アメリカでは、
白人でもなく、黒人でもない、マイノリティーであるアジア系や学校で陰キャに焦点を当てるという工夫がされているのが興味深い点です。
②13歳にありがちな親と友達とのバランス
共感できる主人公の設定に「どこにでもいそうな子がある日突然、事件に巻き込まれる」というのがあります。
今回の主人公のメイ・リーも、お母さんの前では努めて優等生となり、その裏では友達と男の子にキャーキャー言ったりします。
それももちろん、適度な範囲で。
ただ、教育ママにそのことが見つかり、怒ったお母さんは友達に対して「あなた達が、ウチのメイを誘ったんでしょう!」とまくし立てます。
そんなお母さんを前にしてメイは何も言い返せません。母の理想な子供でいること、怒られない事が自分の中の基準であったのです。
そんなメイも大切なのは自分。いつまでもお母さんの理想の子供じゃない。男の子も好きだし、下品な踊りもししたりするけど、それが私、と反抗します。
こんな気持ち、みなさんも経験ありませんか?
小さいうちは親の保護なしでは生きれないので、なるべくいい子でいようとする。
13歳になると世界が広がり、自分でも色々出来ることが増えてきて親に反抗的になる。
誰もが通る経験をレッサーパンダに変身する現象と組み合わせて面白くも共感できるストーリーに仕上げています。
どうでしょうか?ちょっとは見てみたくなりましたか?
一人でみるのもよし、家族で見るのもよし。
「私ときどきレッサーパンダ」みなさんも楽しんでみてはいかがでしょうか?
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